日本ヴァイオリン

Vettori Family

ヴェットーリ ファミリー

ヴェットーリ家のヴァイオリン製作の歴史は、1903年にフィレンツォーラで生まれたダリオ・ヴェットーリIから始まりました。彼は1920年代に音楽活動を始め、1935年にヴァイオリン製作の道に進みます。戦後、家族の家は爆撃で失われましたが、彼のヴァイオリン製作への情熱は衰えませんでした。ジュゼッペ・オルナティからの影響を受けたダリオは、1956年から1965年にかけて数々の金メダルを受賞し、その名声を高めます。1973年にダリオが亡くなった後、息子のパオロとカルロが家業を引き継ぎ、1980年代には日本や米国などでの活動も展開し、国際的に認知されるようになりました。2000年代には第三世代も参画し、フィレンツェのサンマルコ修道院近くに新しい工房を構えて現在も活動を続けています。ヴェットーリ家は約90年間で1500台以上のヴァイオリンを製作し、イタリアで最も古く続くヴァイオリン製作家族として、音楽と職人技への情熱を未来へと受け継いでいます。

<受賞歴>

1956年
ジェノヴァ・ペリ展覧会 バイオリン部門 金メダル
1957年
アンコーナ展覧会 バイオリン部門 金メダル
1958年
ジェノヴァ・ペリ展覧会 バイオリン部門 金メダル
1960年
ジェノヴァ・ペリ展覧会 バイオリン部門 金メダル
1965年
クレモナ国際弦楽器製作コンクール 弦楽四重奏部門 最優秀賞
製作地
フィレンツェ
カテゴリ
ニューメイカー