Francesco Toto
フランチェスコ・トト
フランチェスコ・トトは幼少期から「芸術的な探求」を求め、18歳でレッチェの「G. Pellegrino」芸術学校を卒業後、クレモナに移住してギター制作を学ぶべく「アントニオ・ストラディバリ国際弦楽器製作学校」に入学しました。彼はドイツでの修復経験を経て、クレモナに戻り、弦楽器の製作に取り組み始めました。その後の年月は、理想的な音響や塗装を求める試行錯誤と、木材の選別に費やされ、クレモナの伝統的な工房とも関わりを持ちながら職人技を磨いていきます。彼の楽器製作の信念は、優美なラインと独自の声を持つ個性的な楽器を生み出すことです。今日でも、一つ一つの楽器に魂を吹き込み、個性豊かな音色を持つ楽器を作り出すため、彼の探求は続いています。
<受賞歴>
- 2001年
- ミッテンヴァルト国際コンクール チェロ部門 銅メダル
- 2002年
- 第15回ヴァイオリン・ソサエティ・オブ・アメリカ国際コンクール チェロ部門 功績証明書
- 2003年
- 第10回クレモナ国際弦楽器トリエンナーレコンクール チェロ部門 名誉賞(第4位)
- 2005年
- 第5回ミッテンヴァルト国際コンクール 銀メダル
- 2006年
- 第11回クレモナ国際弦楽器トリエンナーレコンクール チェロ部門 金メダル(最優秀賞)
- 第11回クレモナ国際弦楽器トリエンナーレコンクール 「Walter Stauffer」音楽学センター 金メダル(音響的最優秀賞)
- 2013年〜現在
- クレモナCNAリュート製作協会会長
- クレモナ弦楽器博物館科学委員会メンバー