Pietro Sgarabotto 1953
ピエトロ・ズガラボット 1953年製
モダンイタリアンを代表する父ガエタノ・スガラボットと並び、現代のパルマ、クレモナにおけるヴァイオリン製作の礎を築いた人物です。
その精緻なつくりと豊かなキャラクターは後の製作家達の模範となり、また多くの演奏家達に愛用されてきました。
1953年製のこのヴァイオリンにはMOSE(モーゼ)の名が冠されています。ミラノのサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会にあるミケランジェロのモーゼの彫刻になぞらえたとも言われおり、その名に違わず、力強い実力と優雅な繊細さを兼ね備えています。