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日本ヴァイオリンソサエティ:ヴァイオリン貸与者募集(無償)のお知らせ
Giovanni Francesco Pressenda 1837

2026.06.10

日本ヴァイオリンソサエティではこのたび、REI Collection様より、所有されるジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダ1837年製ヴァイオリンを将来有望な演奏家へ無償で貸与したいとのお申し出をいただきました。

REI Collection様は、現在もGennaro Gagliano 1765年製ヴァイオリンの貸与を通じて若い演奏家の支援を行っており、このたびさらなる演奏家支援の一環として、19世紀イタリアを代表する名工プレッセンダによる貴重なヴァイオリンをご提供いただく運びとなりました。

プレッセンダは19世紀トリノを代表する製作家であり、クレモナの伝統を受け継ぎながら、フランス文化とイタリアの伝統が交差する時代の中で独自の力強い作風を確立した巨匠です。
今回貸与予定の1837年製ヴァイオリンは、プレッセンダが自身の様式を確立した時期の重要な作品です。
芯のある音色と優れたプロジェクションを備え、現代の演奏家にとっても豊かな表現力と演奏会場での存在感を発揮する極めて貴重な楽器です。

当ソサエティは、楽器オーナー様と共に、選び抜かれた名器の貸与を通じて、世界で活躍する演奏家のさらなる飛躍のお役に立てればと考えております。
応募される方々の自己PR文、演奏動画は、一つひとつ真剣に拝読・拝見させていただきます。
皆様の想いが感じられる応募を心よりお待ちしております。

応募資格
ヴァイオリンの演奏経験がある方(日本在住の方のみ)
※プロ、アマチュアの区別、過去のコンクール受賞歴などは問いません。
貸与楽器
ヴァイオリン:Giovanni Francesco Pressenda 1837年製
ジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダ 1837年製
貸与期間
2026年8月頃から貸与開始予定(2年間)
※貸与開始日は、最終決定後に調整のうえ決定いたします。
費用
無償
応募要項
① お名前
② メールアドレス
③ 年齢
④ 現在使用されている楽器とその年号
⑤ 自己PR(プロフィール含む400文字以内)
この楽器貸与を通して、演奏家としての活躍を目指す志や思いを述べてください。
⑥ 演奏動画(YouTubeに限定公開でアップロードしていただいたリンク)
⑦ 所属(楽団、音楽事務所、所属レーベル等、契約がある場合)
応募期間・
選考スケジュール
  • 2026年6月10日(水)〜 2026年7月1日(水)23:59(日本時間)
    応募受付
  • 2026年7月8日(水)
    一次審査結果通知
  • 2026年7月15日(水)、7月17日(金)、7月19日(日)のいずれか
    二次審査(対面)
  • 2026年7月24日(金)予定
    最終結果発表
  • 2026年8月頃
    貸与開始予定(調整のうえ開始)
結果通知
一次審査に合格された方には、ご登録いただきましたメールアドレスへご連絡いたします。
二次審査では、候補日の中からREI Collection様、弊社との面談を含む対面での演奏審査を実施させていただく予定です。
(ご注意)二次審査にご参加いただけない方は選考対象外となります。予めご了承ください。

楽器紹介

Giovanni Francesco Pressenda 1837
ジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダ 1837年製

ジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダは、1777年、イタリア・ピエモンテ州に生まれました。若き日には農作業に従事していたとされる一方で、音楽への深い関心を持ち、アマチュアのヴァイオリニストでもあったと伝えられています。
1815年頃、ナポレオン戦争後の活気を取り戻しつつあったトリノにおいて、フランス系製作家ニコラ・レテとピルマンの工房で本格的な修業を始めました。その後、1821年頃に独立し、名ヴァイオリニストやトリノ音楽界の重要人物たちの支援を受けながら、急速に名声を高めていきます。
プレッセンダの楽器は、芯の強い音と優れた投射力を備え、演奏会文化が拡大していく19世紀の時代的要求に応える楽器として高く評価されました。その評価は現代においても変わらず、多くの演奏家から支持されています。
本作は、やや高めに設計されたアーチ、豊かな内圧感、深みのある赤褐色のニスが特徴です。裏板には均整の取れた横杢メイプルが用いられ、スクロールにはプレッセンダらしい彫りの強さと生命感が感じられます。
1837年製という年代は、プレッセンダが自身の様式を完全に確立した時期を示す重要な意味を持ちます。本作は、クレモナの伝統を19世紀トリノに蘇らせた巨匠の精神と、その時代の音楽文化の熱気を今なお色濃く伝える、極めて貴重な作品です。

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