日本ヴァイオリン

Santo Serafin 1739

サント・セラフィン1739年製

ヴェニス派を代表する偉大なメーカーの一人として君臨した「サント・セラフィン 1739年製作」。
サント・セラフィンは(1699年-1758年)は1733年に自身の工房をヴェニスに開きました。
セラフィンの黄金期と呼ばれる作品のほとんどはアマティ・ファミリーをモデルに製作されていますが、まさにこちらのセラフィンのラベルには、SANCTUS SERAFINと書かれたオリジナルのラベルの下に”AD Examplar Antonii & Hieronymi Amati”ともう一つのラベルが貼られており、アマティ兄弟のモデルを参考に製作したことが明記されている貴重な作品です。
また弊社のメーニックアーカイブのデータによると、この楽器の歴史・残された記録が浮かび上がります。
過去に世界最大の楽器商社であったW.E HILL&SONが1950年頃まで所有し、1972年にアメリカ最大の楽器商社であったWilliam Moennig&Sonに売却されます。その後1977年に日本を代表するヴァイオリニストであり、ストラディヴァリ奏者としても知られる某著名ヴァイオリニストの手に渡りました。
保存状態も素晴らしく、楽器本来のもつ音楽表現力とフォーカスされた音量は多くの音楽家を魅了してきたのではないでしょうか。

製作地
イタリア ヴェネツィア
カテゴリ
オールド