Topicsお知らせ

Antonio Stradivari 1699を販売いたしました

2018.01.24

Antonio Stradivari 1699 ”Walner”

黄金期(1700-1725)に達する直前の数少ない最初の作品の一つとして知られている、アントニオ・ストラディヴァリ1699年製作”ウォルナー”(Walner)をプライベートセールにて販売致しましたのでご紹介致します。裏板の美しいスラブカットウッドを用いた1699年製作のストラディヴァリは現在確認できる限り、”ウォルナー”を含め全部で4本しか現存していません。その中でも同年1699年製作”レディ・テナント”(Lady Tennant)と、今回弊社が販売した1699年製作”ウォルナー”は瓜二つの作品であり、ツインと言われています。1699年までの8年間は”ロングパターン”と言われる寸法・型を用いた作品が多い中で、”ウォルナー”はストラディヴァリの1700年以降の寸法とプロポーションを参考に作られた非常に珍しい作品となっています。

スクロールのみオリジナルではなく、過去の歴史の何処かで、ヴェニス派のゴベッティによるスクロールと入れ替わりました。
ストラディヴァリ“ウォルナー”の歴史は1930年頃にロシア・モスクワ音楽院の教授でもありヴァイオリニストが購入した記録が残っています。その後1945年頃に売却されアメリカに渡ります。1996年頃、Laurence Walner氏が購入したことから、以来”Walner”と命名されました。
ロングパターンの余韻が残りつつも確実に黄金期に入った貫禄を感じさせる極めて貴重な一挺ではないでしょうか。

PAGE TOP